嶋元眼科診療所

コンタクトレンズ検査について|嶋元眼科診療所

2021.03.01

当院にある試用レンズは…

  • ソフト:ジョンソンエンドジョンソン、ボシュロム、クーパービジョン、アルコン、シード
    • 当院で交付(到着まで2、3日かかります)
    • 指示書(処方箋)を交付
  • ハード:メニコン、サンコンタクトレンズ
    • 当院で交付のみ(到着まで2、3日かかります)

屈折矯正白内障手術

2021.03.01
  • 白内障手術はかつて「開眼手術」と言われていました。水晶体の濁りを取り除き再び明るい光を届けると言う意味です。このころは屈折矯正について多くを望むのは困難でした。
  • 近年では検査機器、手術機器、眼内レンズが高性能になってきており、遠視、近視、乱視そして老視まで矯正する「屈折矯正白内障手術」が可能になってきました。
  • 例えば手術機器にレーザー装置を用い角膜や水晶体の切開を正確に行うことで、乱視の軽減を目指したり、眼内レンズに遠方、中間、近方に焦点が合うものを用いて老視の軽減を目指します。
  • 「屈折矯正白内障手術」は検査、手術に大きな投資と多くの人手が必要になるため一部の先進的な施設でなければ実施できません。
  • 当院では「屈折矯正白内障手術」を安心して受けていただけるよう、しっかりと病診連携を行い、術前の準備や術後のケアを行っています。

多焦点眼内レンズ

結膜炎について

2021.02.01
  • 結膜(けつまく)とは白目や瞼(まぶた)の裏を覆う半透明の膜のことで外界と接しています。そのため感染症やアレルギーを生じやすい部分です。

 

  • 感染症は細菌やウイルスが原因です。色のついた目やにがでて、ときには目が開きにくくなる程のこともあります。ウイルス感染の場合は伝染力が強いものが多く、休職、休学、休園が必要になります。簡便な検査キットを使用するとウイルス感染を確認することができます。治療は抗生剤とステロイドを含む抗炎症剤を点眼すると効果があります。ウイルス感染の場合は完治まで1か月以上かかる場合があります。

 

 

  • アレルギーは原因が花粉、大気中の汚れなど季節性のものや、気密性の高い住居に多いダニ、ハウスダストなど通年性のものがあります。血液検査でアレルギーの原因物質を特定できる場合もありますが、すべて陰性なのに目に症状が出る場合もあります。しばしば痒みを感じますが、なかにはごろごろしたり、小児ではまばたきが多くなる場合もあります。

 

  • 治療は抗アレルギー剤を点眼すると効果があります。症状が強い場合はステロイドを含む抗炎症剤を点眼したり、抗アレルギー剤を内服すると効果があります。強い症状の出る春季カタルでは免疫抑制剤の点眼をすると効果があります。

 

  • ステロイドを含む点眼剤は長期に点眼すると眼圧(目の内圧)が上昇する場合があり、定期的に眼圧測定を受けながら使用することが重要です。

 

 

院内のスリッパについて

2021.01.01

スリッパ殺菌ディスペンサー(IHIアグリテック)で殺菌したものを使用していただいています。使用後は殺菌ディスペンサーに戻すことですぐに殺菌を開始します。

院内の空気清浄について

2021.01.01

オゾンエアクリア(IHIアグリテック)で除菌、ウィルス分解・除去、脱臭、集塵を行っています。

目のかゆみ、ごろごろする症状について

2021.01.01
  • 初春は目のかゆみ、異物感、腫れが生じやすい時期です。
  • 早めに抗アレルギー作用のある点眼液を使い始めることで、ピーク時の症状を軽減できます。
  • 抗アレルギー作用のある点眼液や内服薬を使用します。症状の強い方は副腎皮質ステロイドホルモンを含む点眼液や免疫抑制作用のある点眼液を使用することもあります。
  • まぶたの皮膚には副腎皮質ステロイドホルモンや免疫抑制作用のある軟膏を使用します。
  • 鼻の症状には副腎皮質ステロイドホルモンを含む点鼻薬を使用します。

弱視について

2019.12.01
  • 3歳児健康診査や就学前健康診査で見えにくい乳幼児が見つかります。眼球に器質的な異常がないか、あってもそれだけでは説明できない低視力を『弱視』といいます。その原因から屈折異常弱視(強い遠視や乱視)、不同視弱視(屈折の左右差)、斜視弱視、形態覚遮断弱視があります。
  • 近年小さな乳幼児でもこれらを簡便に検出するスポットビジョンスクリーナーという機器が開発され有用性が示されています。眼科や3歳児健康診査で使用する自治体も増加してきています。京都市でも導入が望まれます。
  • 『弱視』は適切な時期に治療を行うことによって良好な視力を得られる可能性が高いため、早期発見、早期治療が重要です。

コンタクトレンズによる角膜感染症について

2019.05.01
  • コンタクトレンズによる重症角膜感染症が増えています。約50%は緑膿菌などの細菌、約30%はアカントアメーバです。背景にはインターネット等で気軽に買えるようになってきたこと(50%)、オシャレのためカラーコンタクトレンズをする方が増えてきたことなどが考えられます。
  • 重症感染症になる前には、コンタクトレンズケースに前兆が見られます。コンタクトレンズケース表面にネバネバしたバイオフィルムが形成され、細菌、真菌、アカントアメーバ、蛋白質が含まれています。それらがコンタクトレンズ表面に付着し、感染症やアレルギーの原因になります。市販の歯垢可視化剤を着けて観察するとバイオフィルムが可視化されます。
  • 緑膿菌は2〜3日で進行します。治療は角膜に優しい種類のニューキノロン系点眼剤の頻回点眼を行います。アカントアメーバは1週間〜2ヶ月で進行します。抗真菌剤やヨード剤はあまり効かず、PHMB原液をコンタクトレンズ保存液の50〜200倍にしたもの、クロルヘキシジン0.02%、ブローレン点眼剤(欧州で市販薬として販売)を頻回点眼します。
  • オルソケラトロジーは就寝中に装用するため角膜が低酸素になり傷がつきやすく、瞬きによる涙液交換がないためアカントアメーバ感染症が30%に見られます。
  • シリコンハイドロゲルレンズの表面は病原体が付着しやすいため、ケアをしっかりする必要があります。

視神経乳頭陥凹拡大について

2019.02.01
  • 人間ドックなどで「視神経乳頭陥凹(かんおう)拡大」の指摘を受けることがあります。
  • 視神経乳頭は眼底(目の奥)にあり、通常は橙色で中央部に白色の凹みがあり、視神経乳頭陥凹と呼ばれます。この陥凹が大きいと判断された場合は、視神経線維数が減少していることがあります。
  • 代表的な病気として緑内障があります。緑内障は視神経乳頭が上述のように変化し、進行すると視野に見えない部分が生じたり視野が狭くなったりする病気です。視野検査などの精密検査が必要になります。
  • 現時点では緑内障の公的健診制度は整備されていないため眼科での定期検査が必要です。

飛蚊症(ひぶんしょう)について

2019.01.01
  • 目の前を物が飛んでいるようにみえる症状です。形は蚊のようなものや、ミミズのようなもの、墨をこぼした様なものなど多様です。眼を動かすと、物もついてきます。
  • 目の中の硝子体や前房という場所に濁りがあり、その影が見えていると考えられます。これらの濁りには、純粋な濁りで治療が必要でない場合もありますが、網膜剥離、網膜出血、ぶどう膜炎といった治療が必要な病気が発見される場合もあります。
  • 瞳孔を薬剤で開いて眼の中を観察する精密眼底検査が必要になります。検査後は瞳孔を開いた影響で眩しさを感じます。運転は数時間行わないで下さい。
  • 早期の網膜剥離や網膜出血などではレーザーを用いた網膜光凝固術が有効なことがあります。
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